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みんなで考えよう環境問題 > 国内エネルギー動向 > 新エネルギーの概要

新エネルギーの動向


 
新エネルギーとは

太陽光発電や風力発電などのように、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく、エネルギー源の多様化に貢献するエネルギーを「新エネルギー」と呼んでいます。
新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(略称:新エネ法)では、「技術的に実用段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が十分でないもので、石油代替エネルギーの導入を図るために必要なもの」とされ、10種類が指定されています。
自然界に元からある力をエネルギーとして利用するという点が新エネルギーの大きな特徴です。
それだけなら石油や石炭も自然界に元からあるエネルギーですが、新エネルギーはこれらの資源のように有限ではなく、自然の営みが継続する限り無限に利用することが出来るエネルギーであるという点に大きな違いがあります。
新エネルギーとして定義されている太陽光発電や地熱発電、風力発電などの根拠となる太陽光、地熱、風力などは尽きることのない半永久的なエネルギーです。


 
新エネルギーの種類

1.太陽光発電

太陽電池に、太陽などの光が当たると電気が発生します。
この太陽光発電は、太陽の光エネルギーを直接電気に変換するものです。
太陽電池は、直流の電気を発生させます。
それをインバータで、家庭などで使用している交流の電気に変換します。
発電した電気が余れば電力会社に電気を売ることができます。


2.太陽熱利用

家の屋根などに設置した太陽熱温水器で温水を作り、お風呂や給湯に使います。
また、強制循環器を使用するソーラーシステムでは、温水を循環させて床暖房などにも利用します。
学校や福祉施設など、大規模な太陽熱利用システムも導入されています。
また、吸収式冷凍機などを使えば、冷房することも可能です。


3.風力発電

風の力で風車をまわし、その回転運動を発電機に伝えて「電気」を 起こします。
風力発電は、風力エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換できる比較的効率の良いものです。
風車は風の吹いてくる方向に向きを変え、常に風の力を最大限に受け取れる仕組みになっています。
台風などで風が強すぎるときは、風車が壊れないように可変ピッチが働き、風を受けても風車が回らないようにします。


4.雪氷熱利用

雪や氷の冷熱エネルギー(冷たい熱エネルギー)を利用して建物の冷房や農作物などの冷蔵に使います。
冬に降り積もった雪を保存し、また、水を冷たい外気で氷にして保存します。


5.バイオマス発電・バイオマス熱利用

植物などの生物体(バイオマス)は有機物で構成されているため、燃料として利用できます。
これらの燃料を使って電気や熱を作ります。


6.バイオマス燃料製造

植物などの生物体(バイオマス)を構成している有機物は、固体燃料、液体燃料、気体燃料に変えることができます。
木くずや廃材から木質系固形化燃料を作ったり、さとうきびからメタノールを作ったり、家畜の糞尿などからバイオガスを作ります。 


7.温度差エネルギー

海や川の水温は、夏も冬もあまり変化がなく、外気との温度差があります。
これを「温度差エネルギー」といい、ヒートポンプや熱交換器を使って、冷暖房などに利用できます。
また、工場や変電所などから排出される熱も外気との温度差があるので利用できます。


8.地熱発電

地球のもつ熱エネルギーを利用するもので、火山国である日本にとっても豊富で再生可能な自然エネルギーとして期待されています。
熱水を低沸点の媒体に伝え、高圧の媒体蒸気を作り出し、その蒸気によって、タービンを駆動させて発電させます。


9.中小規模水力発電
1,000kW以下の小規模で建設費・運用費の安い水力発電です。
少ない水量と落差で発電が可能で、身近な農業用水・上下水道・工業用水などを利用できます。




 
主要国新エネルギーの動向

国 名 全体に占める新エネルギーの比較
日 本 1998年:695万kl(1,100MW)(TPESの1.2%)
2000年3月:693万kl(1,260MW)(TPESの1.2%)
2010年:1,910万kl (19,100Ml) (TPESの3.1%)
アメリカ 1995年:71Mtoe(TPESの3.4%)
2000年:71Mtoe(TPESの3.1%)
2005年:78Mtoe(TPESの3.2%)
2010年:84Mtoe(TPESの3.4%)
イギリス 1998年:2.59Mtoe(TPESの1.1%)
1999年:2.77Mtoe(TPESの1.2%)
2000年:2.99Mtoe(TPESの1.3%)
2010年:34TWh/年 (電力の9.3%)
デンマーク 1995年:1.5Mtoe(TPESの7.5%)
2000年:2.1Mtoe(TPESの10.5%)
2005年:2.4Mtoe(TPESの10.5%)
2010年:2.9Mtoe(TPESの15.7%、電力の29%)
フランス 2010年の導入目標:TPESの6〜8% (電力の8.9%)
現在主体は水力で約5Mtoe、バイオマス約9Mtoe、地熱15万toe
ドイツ 1995年:3.2Mtoe(TPESの1.0%)
2000年:4.1Mtoe(TPESの1.2%)
2005年:5.0Mtoe(TPESの1.4%)
2010年:5.7Mtoe(TPESの1.7%、電力の10.3%)
・TPES:1次エネルギー総供給
・ t[kl]oe=石油換算トン(kl)
・ MW=100万W=1,000kW
・ GW=10億W=100万kW
・CNG=圧縮天然ガス



参考サイト:(財)新エネルギー財団

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